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2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【神経筋接合部】重症筋無力症・イートンランバート症候群【神経内科学】

「重症筋無力症」についてまとめます。 重症筋無力症 筋無力症候群(イートン・ランバート症候群) ボツリヌス中毒症 重症筋無力症 自己免疫機序による神経筋接合部の神経筋伝達障害 随意筋の易疲労性脱力を主とし、眼筋・顔面筋に好発 ・女性が多い(女性で…

【脳脊髄疾患】水頭症(正常圧水頭症・小児の水頭症)【神経内科学】

「正常圧水頭症」についてまとめます。 正常圧水頭症 水頭症(新生児・乳児) 正常圧水頭症 頭蓋内、 主に脳室に脳脊髄液が異常に貯留し、髄液腔が拡大し髄液圧が正常な病態。 髄液の吸収障害になる水頭症。 ・くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎、脳腫瘍に続発…

【脱髄疾患】ギランバレー症候群・シャルコーマリートゥース病【神経内科学】

「ギランバレー症候群・シャルコーマリートゥース病」についてまとめます。 ギランバレー症候群 シャルコー・マリー・トゥース病 ギランバレー症候群 末梢神経で生じる炎症性のニューロパチー ・脱髄型と軸索型がある ・日本では欧米に比べ軸索型が多い ・ウ…

【脱髄性疾患】多発性硬化症【神経内科学】

「多発性硬化症」についてまとめます。 多発性硬化症(MS) 多発性硬化症(MS) 中枢神経系における髄鞘の変性(脱髄)と、グリア細胞の増殖・硬化を生じる疾患。 ・原因不明 ・好発年齢:15~50歳 ・女性にやや多い ・高緯度地域(寒い地域)で多い ・黄色…

筋萎縮性側索硬化症【神経内科学】

「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」についてまとめます。 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 陰性徴候 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 脊髄側索および前角細胞の脱落と錐体路の変性が生じる疾患 ・30~50歳代 ・男性に多く発症 ・多くは孤発性 ×脊髄後索の変性 ×神経筋接合…

脊髄小脳変性症【神経内科学】

「脊髄小脳変性症」についてまとめます。 脊髄小脳変性症(SCD) 多系統萎縮症 脊髄型 ・フリードライヒ失調症 ・遺伝性痙性対麻痺 脊髄小脳型 ・オリーブ橋小脳萎縮症 ・シャイドレガー症候群 小脳型 ・ホームズ型小脳萎縮症 ・晩発性皮質性小脳萎縮症 脊髄…

【呼吸器疾患】小脳症状【神経内科学】

「小脳症状」についてまとめます。 小脳症状 その他の運動失調 小脳半球:協調的な運動 障害されると)協調運動が障害される 虫部 :歩行やバランス 障害されると)体幹失調が生じる 協調運動:動作に際して運動に関与する筋群が協同的に収縮し、効果的に起…

パーキンソン症候群(パーキンソニズム)【神経内科学】

「パーキンソン症候群(パーキンソニズム)」についてまとめます。 パーキンソン症候群とは ハンチントン舞踏病 進行性核上性麻痺 多系統萎縮症 パーキンソン症候群とは パーキンソン病以外の原因で、パーキンソン病と似た症状(パーキンソニズム)を呈する…

パーキンソン病【神経内科学】

「パーキンソン病」についてまとめます。 パーキンソン病 症状 薬物 副作用 ヤールの重症度分類 パーキンソン病 中脳黒質にあるドーパミンニューロンの変性疾患。(特定疾病の1つ) 黒質緻密層のメラニン含有神経細胞の変性と減少 ・男女比はない ・中年以…

認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・Pick病)【神経内科学】

「認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・Pick病)」についてまとめます。 アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症(Pick病) その他 アルツハイマー型認知症 認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認…

【神経症候】意識障害(JCS・GCS)【神経内科学】

「意識障害」についてまとめます。 覚醒障害 認知障害 意識障害の原因 JCS(Japan Coma Scale) GCS(Glasgow Coma Scale) 意識障害:意識が清明ではない状態 意識清明:覚醒している状態でさらに自分自身と周りを認識できていること 覚醒障害 ・覚醒(網様…

【運動麻痺】球麻痺・仮性球麻痺【神経内科学】

「球麻痺・仮性球麻痺」についてまとめます。 球麻痺 仮性球麻痺 球麻痺 延髄にある脳神経核が障害され、口・舌・喉の運動麻痺によって起こる症状 ※舌咽神経(Ⅸ):舌咽の運動麻痺 ※迷走神経(Ⅹ):咽頭・喉頭の運動麻痺 ※舌下神経(Ⅻ):舌の運動麻痺 ※球:…

【運動麻痺】上位運動ニューロン障害・下位運動ニューロン障害【神経内科学】

「上位運動ニューロン障害・下位運動ニューロン障害」についてまとめます。 上位運動ニューロン障害(錐体路障害・中枢性麻痺) 下位運動ニューロン障害(末梢性麻痺) 骨格筋を支配する体性運動神経は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンからなる。 …

【高次脳機能障害】失語の種類【神経内科学】

「失語の種類」についてまとめます。 全失語 ブローカ失語 ウェルニッケ失語 伝導失語 超皮質性全失語 超皮質性運動失語 超皮質性感覚失語 健忘失語 全失語 復唱:不可 発語:非流暢 言語理解:困難 ・発話が全くみられないか、「あーあー、うーうー」などの…

【高次脳機能障害】失語【神経内科学】

「失語」についてまとめます。 失語とは 喚語困難 錯誤 ジャーゴン 構音障害との違い 失語とは 主に脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、障害された状態 話す・聞く(理解する)・読む・書くという言語を扱う機能が障害される症状 《原因》…