「正常圧水頭症」についてまとめます。
正常圧水頭症
頭蓋内、 主に脳室に脳脊髄液が異常に貯留し、髄液腔が拡大し髄液圧が正常な病態。
髄液の吸収障害になる水頭症。
《症状》
(3大徴候)
・歩行障害(小刻み歩行)
・認知症
・尿失禁
《所見》
・正常範囲内の髄液圧(180mmH2O以下)
・脳室系の拡大(特に側脳室)
・軽度の大脳萎縮
×髄液で細胞増加がみられる (細胞数も蛋白増加もみられない)
《治療》
・髄液短絡術(シャント術※)により劇的な症状改善を認める
※溜まってしまった脳脊髄液をほかの場所へ流す道を作る
水頭症(新生児・乳児)
脳室に過剰な脳脊髄液が溜まって、脳室が広がった状態
《症状》
・落陽現象:眼球の下方偏位
・頭皮静脈の怒張
・頭痛
・嘔吐
・うっ血乳頭
・意識障害
・頭囲拡大、大泉門の拡大
×肥満
×口蓋裂
×運動失調
×弛緩性麻痺
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