膠原病(全身性エリテマトーデス・多発性筋炎・強皮症など)【内科学】
「膠原病」についてまとめます。
膠原病とは
免疫機構の異常によって膠原繊維に壊死を生じる疾病。
全身性エリテマトーデス(SLE)
《症状》
・発熱
・顔面紅斑
×膝関節拘縮
×膀胱結石
×嚥下障害
多発性筋炎(皮膚筋炎)
・女性に多い ×男性に多い
×特定疾病
・悪性腫瘍を高率に合併する
×先行感染を伴う(ギランバレー症候群など)
×胸腺腫を合併する(重症筋無力症など)
《症状》
・近位筋優位の筋力低下 ×四肢の遠位筋優位に障害される
・筋痛
・嚥下障害
・腱反射減弱
・間質性肺炎を合併すると予後が悪い
×心筋は障害されない(稀だが障害される可能性がある)
×運動神経伝導速度の遅延
×高い室温では筋力が低下する(Uhthoff徴候:多発性硬化症)
・血中CK値上昇
《運動療法》
・血中CK値が負荷量設定の目安になる
・自覚的疲労感に留意
・運動時には発熱に注意
×漸増抵抗運動
強皮症
結節性多発動脈炎
×溶連菌感染症(リウマチ熱)
×糖尿病
リウマチ熱
・A群溶血性連鎖球菌に感染後1~3週間後に発症
シェーグレン症候群
・外分泌腺(特に涙腺・唾液腺)に慢性の炎症を生じる
×四肢血行障害
ベーチェット病
・ぶどう膜の炎症
・口腔粘膜のアフタ性潰瘍
・外陰部潰瘍
強直性脊椎炎
好発部位:脊椎・仙腸関節・股関節・肩関節
男性に多い
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