PTOT国家試験対策ブログ

PTOT国試合格のサポートブログ

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【基礎から学ぶ】膝蓋骨・脛骨・腓骨の部位名称【解剖学】

「膝蓋骨」「脛骨」「腓骨」の部位名称についてまとめます。 膝蓋骨(patella) 膝蓋骨は人体で最大の種子骨。 【膝蓋骨尖】膝蓋骨の下方 1/3 【内側面】膝蓋大腿関節を形成 【外側面】膝蓋大腿関節を形成 脛骨(Tibia) 上端 【内側顆】脛骨大腿関節を形成 …

【基礎から学ぶ】大腿骨の部位名称【解剖学】

「大腿骨」の部位名称についてまとめます。 大腿骨(femur) ・人体の最大の長骨 ・「大腿骨体」「上端」「下端」 に分けれられる 上端 【大腿骨頭】球状の軟骨。寛骨臼と股関節を形成する ※頚体角:骨幹軸と頚部軸の角度・130° ※前捻角:大腿骨顆部横軸と頚…

【基礎から学ぶ】骨盤の骨の部位名称【解剖学】

「骨盤」の部位名称についてまとめます。 骨盤(pelvis)とは 骨盤は「左右の寛骨・仙骨・尾骨」から構成されます。 骨盤の連結 寛骨(腸骨・恥骨・坐骨):骨結合(小児期は軟骨結合) 恥骨結合:線維軟骨結合 仙腸関節:半関節 前方 【腸骨翼(腸骨窩)】 …

【2020年(令和2年)】理学療法士・作業療法士国家試験合格率(将来性についても)

2020年(令和2年)2月23日に実施された第55回理学療法士及び作業療法士国家試験の合格者数が先日発表されています。 (厚生労働省HP:リンク) それに伴い、過去15年からの合格率・受験者数・合格者数をグラフにし、 コメントを加えましたので、ご参照くだ…

【基礎から学ぶ】腸腰筋(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)【解剖学】

「腸腰筋群」についてまとめます 腸腰筋(iliopsoas)とは 腸腰筋とは「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」の総称です。 大腰筋(psoas major) 起始:Th12~L4の椎体側面・椎間板側面、肋骨突起 停止:大腿骨小転子 支配神経:腰神経叢の前枝(L1・2・3・4…

【基礎から学ぶ】消化器系・概要【解剖生理学】

本記事では「消化器」の概要をまとめます。 消化器とは 消化器とは、食物を体内に摂取し、貯蔵・消化・吸収・排泄・運搬などの働きを担う器官の総称です。 主に下記3つに分けられます ①消化管:食物を消化しながら運搬する管 ②消化腺:消化管をコントロール…

【基礎から学ぶ・筋肉】肘屈曲筋(上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋)

「肘屈曲筋(上腕二頭筋・上腕筋・腕橈骨筋)」についてまとめます。 前腕回内外の肢位により肘屈曲の主動作筋が変わる特徴的な3つの筋肉です。 上腕二頭筋(biceps brachii m.) 起始:(長頭)肩甲骨関節上結節 (短頭)肩甲骨烏口突起 停止:橈骨粗面・…

【基礎から学ぶ】上肢の骨(上腕骨・橈骨・尺骨)の名称【解剖学】

上肢の骨のうち、上腕骨・橈骨・尺骨の部位名称を解説します。 上腕骨(humerus) 【解剖頚】骨頭との境でわずかなくびれがある部位 【外科頚】 大・小結節と上腕骨頭のすぐ下方で円柱状の部分に移行するところで骨折を起こしやすい部位 【大結節】結節間溝…

【基礎から学ぶ】関節の種類(不動関節)【解剖学】

関節は「可動関節」と「不動関節」に分けられます。 今回はこのうち、「不動関節」についてまとめます。 1.線維性連結(靭帯結合・縫合・丁植) 2.軟骨性連結(軟骨結合・線維軟骨結合) 3.骨結合(寛骨、仙骨、尾骨) 1.線維性連結 ①靭帯結合 靭帯…

【基礎から学ぶ】5つの肩関節と靭帯【解剖学】

以下5つの「肩関節」と補強する靭帯についてまとめます。 ①肩甲上腕関節(第一肩関節:狭義の肩関節) ②第二肩関節(機能的関節) ③肩鎖関節 ④胸鎖関節 ⑤肩甲胸郭関節(機能的関節) ※解剖学的には①・③・④を肩関節という ①肩甲上腕関節 「肩甲骨関節窩」と…

【基礎から学ぶ】関節の種類(可動関節・形状による分類)【解剖学】

関節は「可動関節」と「不動関節」に分けられます。 今回はこのうち、可動関節について「形状による分類」をまとめます。 運動軸の数により「1軸性」「2軸性」「多軸」の順に解説します。 1軸性関節 運動軸が1つで、1つの面だけで運動が可能な関節。 ❶ …

【基礎から学ぶ】足の関節【解剖学】

「足の関節」についてまとめます。 近位の関節から説明していきます。 距腿関節 「脛骨の下関節面と内果」・「腓骨外果」と「距骨上面の滑車」 で構成される 【らせん関節】 距骨下関節 「距骨の下面」と「踵骨上前面」で『前距踵関節』『中距踵関節』 『後…

【基礎から学ぶ】手の関節【解剖学】

「手の関節」についてまとめます。 近位の関節から説明していきます。 橈骨手根関節 「橈骨」と「舟状骨・月状骨・三角骨」で構成される【楕円関節】 ※尺骨と手根骨は間に関節円板があり直接関節は作らない 手根間関節 ◆手根中央関節 「豆状骨を除く近位手根…

【初学者向け】解剖生理学とは【定義・領域を解説】

本記事では「解剖学・生理学」とは何なのか、 を分かるように、下記についてまとめました。 ・定義(解剖学とは?・生理学とは?) ・具体的にどのような領域があるか紹介します。 解剖学とは 解剖学(anatomy)とは「生物体とその各部分の形態および構造に…

【基礎から学ぶ】肩甲骨の部位名称【解剖学】

肩甲骨(Scapula)の「各部位解説」と「各部位につく筋の一覧」をまとめました。 部位解説 【肩峰】肩甲棘の外側の骨隆起 【内側縁】内側の縁 【外側縁】外側の縁 【上角】内側縁の上縁(位置:T2棘突起) 【下角】内側縁と外側縁により構成される下の三角…

【基礎から学ぶ】関節の構造【解剖生理学】

「関節の構造」について解説します。 関節とは 関節(joint)とは、結合する2つ以上の骨端の間に一定の間隔が存在して完全に分離し、両骨が可動的に結合したもの。 多くは一方が凸面(関節頭)、一方が凹面(関節窩)。 関節包 関節包は、骨膜から続いてお…

【基礎から学ぶ】骨の基本構造【解剖生理学】

「骨の基本構造」について解説します。 表面から下記順で説明していきます。 「骨膜・関節軟骨(・骨端軟骨)」 「骨質(緻密骨・海綿骨)」 「骨髄」 骨膜 骨膜は関節面以外(骨幹・骨幹端)の骨の表面を覆っています。 血管・神経が多く分布しており、外層…

【基礎から学ぶ】骨の形状分類【解剖学】

「骨の形状による分類」をまとめます。 長管骨(長骨) 上腕骨・大腿骨・中手骨・中足骨・鎖骨・脛骨・腓骨 短骨 手根骨・足根骨 扁平骨 頭頂骨・胸骨・肋骨・肩甲骨・腸骨 不規則骨 椎骨・仙骨・尾骨・蝶形骨・上顎骨・下顎骨 など 含気骨 前頭骨・側頭骨・…

【基礎から学ぶ】頭蓋骨【解剖学】

頭蓋骨は28個の骨で構成され、 「脳頭蓋」「顔面頭蓋」「耳小骨」に分類されます。 それぞれ解説していきます。 脳頭蓋 脳頭蓋は脳を包み、下記7個の骨で構成されます。 前頭骨、後頭骨、蝶形骨、側頭骨(2)、頭頂骨(2) ※頭頂骨は1個ではなく、2個ある…

【基礎から学ぶ】足の骨【解剖学】

足の骨は下記26個の骨で構成されています。 「7個の足根骨」「5個の中足骨」「14個の指節骨」 それぞれ解説していきます。 足根骨 足根骨は下記7個の骨で構成されています。 楔状骨(内側・中間・外側)・立方骨・舟状骨・距骨・踵骨 ・舟状骨:内側縦ア…

【基礎から学ぶ】手の骨【解剖学】

手の骨は、「8個の手根骨」「5個の中手骨」「14個の指骨(指節骨)」から構成されています。 それぞれ解説していきます。 手根骨 手根骨は以下8個の骨で構成されています。 豆状骨・三角骨・月状骨・舟状骨・大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鉤骨 【覚え方…

【第54回理学療法士国家試験】PM第97問:てんかん【解説】

問:てんかんで正しいのはどれか。 1.常にけいれんを伴う。 2.発症率は30歳代が70歳代よりも高い。 3. West症候群の発症のピークは3~5歳である。 4.高齢発症の症候性てんかんの原因疾患としては脳血管障害が最も多い。 5.てんかんによる突然死の…

【基礎から学ぶシリー

当ブログでは「基礎から学べる」記事を投稿しております。 下記に分野ごとに一覧にしました(リンク貼ってます)。 ※随時更新していきます。 解剖学・生理学 1:骨の名称 2:手の骨 3:足の骨 4:頭蓋骨 5:骨の形状分類 6:骨の基本構造 7:関節の構…

【基礎から学ぶ】運動を表す用語(屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋)【運動学】

運動を表す用語「屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋」を解説します。 (上図は肩関節の運動) 矢状面・前額水平軸の運動 屈曲(flexion):体節同士が接近する運動 伸展(extension):体節同士が遠ざかる運動 【例外】 手:掌屈・背屈 足:底屈・背屈 前…