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【基礎から学ぶ】関節の構造【解剖生理学】

f:id:kigyou-pt:20200309114332j:plain「関節の構造」について解説します。

 

 

関節とは

関節(joint)とは、結合する2つ以上の骨端の間に一定の間隔が存在して完全に分離し、両骨が可動的に結合したもの。

多くは一方が凸面(関節頭)、一方が凹面(関節窩)。

 

関節包

関節包は、骨膜から続いており、両骨端を包む。

外側の線維関節包と内側の滑膜で構成されている。

外側(線維関節包):血液供給乏しい。弾力性乏しい。関節の安定性に役立つ。

内側(滑膜):表面に絨毛があり、滑液の分泌吸収

関節腔

関節包の内腔。関節包の内面は滑膜で覆われ、滑液が分泌されている。

 

滑液の作用

関節軟骨の栄養をつかさどる

・関節の衝撃の緩衝作用

・潤滑作用

 

滑液の性質

・色:正常で「無色透明」・炎症などで「黄褐色」

・弱アルカリ

・正常ではヒアルロン酸による粘稠性が高いが、炎症で低下する

 

関節円板・関節半月・関節唇・関節内靭帯・側副靭帯

関節包の周囲には、補強のため

「関節円板」「関節半月」「関節唇」「関節内靭帯」「側副靭帯」などの組織がある。

それぞれの存在場所をまとめます⇩

 

関節円板の存在場所【重要】

・顎関節

・胸鎖関節

・肩鎖関節

・下橈尺関節

・恥骨結合

 

関節半月の存在場所

・膝関節

 

関節内靭帯の存在場所

・股関節

・膝関節

 

関節唇の存在場所

・肩関節

・股関節

 

側副靭帯

肘・手・中手・手指

膝・中足・足趾

 

■確認問題(リンク

 

動画でも解説しています⇩

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