「小脳症状」についてまとめます。
小脳半球:協調的な運動
障害されると)協調運動が障害される
虫部 :歩行やバランス
障害されると)体幹失調が生じる
協調運動:動作に際して運動に関与する筋群が協同的に収縮し、効果的に起こる運動。
運動失調:随意運動における空間的・時間的な秩序や配列が失われた状態・効率不良
小脳症状
・測定障害(ジストメリア):随意運動を目的の所で止めることができない現象
(測定過少):目的まで達しない
(測定過大):目的より行き過ぎる
テスト:鼻指鼻試験・指鼻試験・足指手指試験・踵膝試験・線引き試験
※運動麻痺・深部感覚障害・錐体外路障害でも認められる
・変換(反復)運動障害:関節運動の切り替えが迅速かつ正確に出来なくなる
テスト:回内回外試験
・時間測定障害:運動を始めようとした時に開始が遅くなる
・協調運動障害
・企図振戦:運動軌道が揺れて一定しない状態。目標に到達する前に激しくなる。
・眼振:眼球が律動的に動く状態
・断綴性言語(爆発性言語)
・失調歩行(wide base gait)
・酩酊歩行(よろめき歩行)
・筋緊張低下
×ロンベルグ徴候
×手を握るとすぐには開けない:(筋強直性ジストロフィーにみられるミオトニア)
×深部感覚障害
・共同運動障害:運動の順序、組合せの調和が障害されたもの。
《Flenkel体操》
運動失調に対して、視覚を代償的に用いてフィードバック能力を高めて運動失調の軽減を図る。
《弾性包帯による圧迫》
《重錘負荷》
《PNF》
その他の運動失調
随意運動が円滑を欠く状態
《脊髄後索性》
・四肢失調(暗所で+)
・ロンベルグ徴候+:閉眼するとバランスを崩す
・歩行:下を見て歩く
・眼振:ー
《迷路性》
・四肢失調:ー
・ロンベルグ徴候:+ (足を広げて立つ)
・歩行:ふらつく(千鳥足)
・眼振:+
※深部感覚は正常
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