外傷後ストレス障害(PTSD)・解離性障害・転換性障害【精神医学】
「外傷後ストレス障害(PTSD)・解離性障害・転換性障害」についてまとめます。
外傷後ストレス障害(PTSD)
外傷体験後、数週~6か月以内の潜伏期間を経て発症し、1ヵ月以上継続する。
・発症は個人の主観的反応の強さに影響される
《症状》
・フラッシュバック:追体験・外傷的出来事の夢を繰り返し見る・思い出す
・回避:現場を避けて通る
・不安、抑うつ
・過剰な警戒心
・焦燥感
・アンヘドニア(無快楽症):今まで楽しかったことにも喜びを感じなくなる。
・集中困難
・知覚過敏
・睡眠障害
・驚愕反応
・自律神経の過覚醒状態を呈する
×思考途絶
×思考化声
×見当識障害
・アルコール乱用の要因となる
解離性障害と転換性障害(ヒステリー)
心的外傷への自己防衛として、自己同一性を失う神経症の一種。
・葛藤が麻痺や失声などの神経症状となって現れる
《解離症状》
・離人症状:自分自身の情緒・体験・行動などが自分のものと感じられない
自己・外界について生き生きとした実感が持てず、現実感が失われた状態
・もうろう状態
・遁走(とんそう):逃げ出すこと、行方不明
・健忘
・多重人格
・ガンザー症候群:的外れ応答
《転換症状》身体症状
・失立、失歩
・失声
・視野狭窄
・知覚脱失
・てんかん様発作(目撃者のいるところで起こる)
×尿失禁
×舌咬傷
×死の恐怖
×フラッシュバック
×作為体験
×意識消失(意識障害があっても消失にはならない)
×昏睡
×脳波異常
×作為体験の一種である
×強迫観念
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