神経症性障害(恐怖症性不安障害・パニック障害・全般性不安障害・強迫性障害)【精神医学】
「神経症性障害」についてまとめます。
恐怖症性不安障害(恐怖症)
ある対象や状況に対して強い不安が誘発され、避けようとする。
・広場恐怖症:群衆の中や安全な場所に逃げ出すことが困難な場所などで不安や恐怖を感じ、その状況を避ける。
・社交恐怖症:人前で発言することを恐れ、それを回避する
×「自分がやっていることなのに、自分がやっている感じがしない」(離人症状)
×「自分が見捨てられるのではないかと心配する」(境界性パーソナリティ障害)
・個別恐怖症(高所・暗闇・動物・血・閉所など)
パニック障害
・パニック発作:特別な状況や環境でなくても起こる。予知できない反復性の重篤な不安発作。睡眠中にも起こることがある
・予期不安:パニック発作がまた起きるのではないかと心配する
×思考散乱
×保続
×健忘
×脳波で棘徐波
×フラッシュバック
×自己臭(対人恐怖)
・発汗
・動悸
・呼吸困難
・死の恐怖
《薬物療法》
・抗うつ薬
全般性不安障害(不安障害)
・特定の状況でなくても持続的(数週~数ヵ月間毎日)な不安が続く。
例:「家族がすぐにでも病気になるのではないか」という心配を繰り返し訴える
×疾病利得
強迫性障害
・強迫観念
例:厳粛な場所で「バカヤロー」と叫んでしまわないか、繰り返し気にしている
・強迫行為
例:不合理と思いながらも繰り返し手を洗う
×強迫行為はさせられ体験による
・対称性へのこだわりがみられる
・不合理な観念が繰り返し浮かぶ
×回避
×迂遠
×保続
・曝露反応妨害法が有効
(認知行動療法の一つ)
《薬物療法》
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