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【基礎から学ぶ】小腸の働き【生理学】

「小腸の働き」についてまとめます。

 

小腸は主に消化と吸収を行う消化器官です。 

 

小腸の運動 

小腸の運動には「蠕動運動」・「分節運動」・「振子運動」があります。

 

蠕動運動:【輸送】収縮と弛緩により内容物を移動させる

分節運動:【混和】収縮と弛緩を律動的に交互に繰り返す

振子運動:【混和】縦走筋の収縮

 

膵液

・膵管から、十二指腸乳頭の開口部から十二指腸へと共有される

三大栄養素の全てに対する消化酵素がある

オッディ括約筋により分泌量が調整される

①脳相:神経性調整

②腸相:十二指腸に食物が入るとセクレチンが分泌(膵液分泌促進・胃酸分泌抑制)

 

消化酵素

膵アミラーゼ(アミロプシン):糖質・デンプン→マルトース(麦芽糖

トリプシン:タンパク質・ペプトン→ポリペプチド

膵リパーゼ(ステアプシン):脂肪→脂肪酸グリセリン

 

胆汁

肝臓で生成される黄褐色・ph=7.7の液体。

消化酵素は含まれない。

総肝管を通って、胆嚢で一時、貯蔵・濃縮

総胆管を通って、十二指腸乳頭の開口部から排出される

 

分泌量:500~1000ml/日

作用

胆汁酸脂質の乳化作用(消化吸収しやすくする ※消化酵素ではない)

胆汁色素排泄

コレステロールの排泄

 

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腸液

分泌量:1,500~3,000ml/日 アルカリ性

消化の最終確認をする消化液。

ペプチターゼポリペプチドアミノ酸

 

消化酵素(腸粘膜)

マルターゼ:マルトース(麦芽糖)→グルコースブドウ糖

スクラーゼスクロースグルコース・フルクトース(果糖)

ラクターゼラクトースグルコースガラクトース

 

 

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【解剖生理学】消化酵素・確認問題(理学療法士・作業療法士)|理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note

 

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