「熱傷」についてまとめます。
火などの熱、放射線、化学物質、電気の接触などにより生じる損傷。
通称:火傷
熱傷の分類
熱傷面積の算定
熱傷指数(Burn Index):Ⅱ度熱傷面積(%)×1/2+Ⅲ度熱傷面積(%)
※10~15以上:重症
成人:9の法則
小児:5の法則
重症熱傷
・Ⅱ度:熱傷面積30%以上
・Ⅲ度:熱傷面積10%以上
・特殊部位:重篤となりやすく、障害も残りやすい
(顔面・頚部・会陰・肛門部・四肢関節部)
・軟部組織損傷や骨折を伴う
《合併症》
・イレウス
・胃十二指腸潰瘍
・(気道熱傷時、気道の浮腫により)窒息
・(血管の透過性が亢進するため)頻脈・血圧低下・脈圧減少
瘢痕形成の予防:圧迫と伸張
《例》
・熱傷部位:前頚部ー拘縮:頚部屈曲ー予防:頚部伸展位
・熱傷部位:前胸部ー拘縮:肩内転・内旋ー予防:肩外転・外旋
・熱傷部位:肘窩ー拘縮:肘屈曲、前腕回内ー予防:肘伸展・前腕回外
・熱傷部位:下腿後面ー拘縮:足底屈ー予防:足背屈
・手の熱傷:手内在筋マイナスポジションとなりやすい
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