【基礎から学ぶ】筋肉の種類(骨格筋・心筋・平滑筋)【解剖生理学】
「筋肉の種類(骨格筋・心筋・平滑筋)」についてまとめます。
筋肉の種類
筋肉は構造や働きにより「骨格筋」・「心筋」・「平滑筋」の3種類に分けられます。
※組織学的に「横紋筋(骨格筋・心筋)」と「平滑筋」にも分けられます。
骨格筋
骨格を動かす筋肉。組織学的には横紋筋。
・核:多数
・電気刺激閾値:低い
骨格筋の形状による分類
紡錘筋・羽状筋・半羽状筋・2~4頭筋・多腹筋・多尾筋・鋸筋・輪筋
心筋
心臓を構成する筋肉。組織学的には横紋筋。
・核:1個
・不随意筋
・電気刺激閾値:中等
平滑筋
血管・消化管・気管支壁など
・核1個
・不随意筋
・電気刺激閾値:高い
筋の種類と特徴まとめ
骨格筋 | 心筋 | 平滑筋 | |
---|---|---|---|
所在 | 骨 | 心臓 | 血管・消化管・気管支壁など |
筋組織 | 横紋筋 | 横紋筋 | 平滑筋 |
核 | 多数 | 1個 | 1個 |
随意性 | 随意 | 不随意 | 不随意 |
支配神経 | 体性神経 | 自律神経 | 自律神経 |
自動性 | なし | 洞房結節 | 歩調とり細胞にあり |
伝導性 | 絶縁伝導 | 全体に広がる | 全体に広がる |
静止電位 | -70~-90mV | -80~-115mV | -30~-50mV |
活動電位 | 120~140mV | 110~150mV | 30~60mV |
電気刺激閾値 | 低い | 中等度 | 高い |
時値 | 0.3msec | 3msec | 100msec |
伝導速度 | 3~4m/sec | 20~30cm/sec | 2~3cm/sec |
絶対不応期 | 1~2msec | 3msec | 50~100msec |
単収縮の持続 | 0.1sec | 0.5sec | 数秒 |
加重 | 有 | 無 | 有 |
強縮 | 3~5 | 1 | 非常に大きい |
緊張 | 神経による | 神経による | 筋自体にある |
粘性 | 小 | 大 | 大 |
疲労 | しやすい | し難い | し難い |
参考図書:国試の達人
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【解剖生理学】筋・確認問題(理学療法士・作業療法士)|理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note
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