問: SOAPで正しいのはどれか
1.Oには患者の訴えを記載する。
2.Sには検査データを記載する。
3.Pには検査結果の解釈を記載する。
4.問題志向型診療記録として記載する。
5.Aには理学療法プログラムを記載する。
出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
【午前問題PDF】
解説
まずは、SOAPについて・・・
Subjective:主観的情報(患者の主観的な訴え)
Objective:客観的情報(検査結果など客観的な観察・事実)
Assessment:評価(S・Oに対する判断や思考)
Plan:計画・治療
1. 「患者の訴え」は主観的情報でS
2.「検査データ」は客観的情報でO
3.「検査結果の解釈」は評価でA
4.問題志向型診療録・・・ あとで解説します↓
5.「理学療法プログラム」は計画でP
よって、正答は4です。
問題志向型診療録について
「POS」と「DOS」
POS(Problem Oriented System)とは問題志向型システムで、
患者の健康上の問題を明確に捉え、その問題解決を論理的に進めるという考え方のこと。
このシステムで記される診療録を「問題志向型診療録(POMR:Problem Oriented Medical Record)」という
DOS(Disease Oriented System,Doctor Oriented System)とは
医師や疾患を中心とした医療
SOAPは患者の問題点を捉え、記されるものなので、POMRである(選択肢の4は正しい)。