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【循環器疾患】心奇形【内科学】

「心奇形」についてまとめます。

 

 

 

 

心房中隔欠損

 心房中隔が閉鎖せず欠損孔

原因:胎児期の形成異常

 

女性に多い

・左右短絡し、容積負荷となる(左心の方が高圧なので左→右・右心に負荷)

・労作性呼吸困難

・低血圧

・肺高血圧

 

※短絡(シャント):左心系と右心系の血液が毛細血管を経ずに移動すること

 

 

心室中隔欠損

隔膜様部、筋性中隔の発育不全により心室中隔に欠損孔

 

先天性疾患の中で最も多い(約20%)

・自然閉鎖がある(約70%)

・左右短絡→肺動脈拡大

 

・チアノーゼ

 

 《合併症》

感染性心内膜炎:短絡した血液の流れが内膜を傷つけることで発生

※心房中隔欠損では左右の心房の圧力差が小さいので心内膜を傷つけにくい

 

 

ファロー四徴症

下記4徴が派生して起こる先天性疾患

・肺動脈狭窄

・右室肥大

心室中隔欠損

・大動脈騎乗あるいは右方移動 

 

※大動脈の起始が左右の心室にまたがっている

 

 

ボタロー管開存症

 ・生後もボタロー管が開存している状態

 

※ボタロー管:肺動脈と大動脈部との間にある動脈管

※胎児期の呼吸循環は呼吸作用に関与していない(肺動脈→大動脈へ)

※通常は生後24-48時間以内に閉じていく

 

 

 

 

 

 

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