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【循環器疾患】大動脈瘤・大動脈解離【内科学】

「大動脈瘤・大動脈解離」についてまとめます。

 

 

 

動脈瘤

壁の脆弱化のため動脈が異常に伸展し、限局的に拡張した状態。

最終的には突然、破裂して致死的となる

 

・主に腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤

 

《原因》

動脈硬化(特にアテローム硬化)のある初老期の男性に多い

 

リスク因子

喫煙・高血圧・糖尿病・高コレステロール血症

 

《症状》

※解離や破裂が起こるまで無症状が多い(発見しにくい)

・胸背部圧迫感

嗄声

・Horner症候群

・嚥下困難

・嘔吐、咳、腹痛、腰痛

・消化器症状

・拍動性腹部腫瘤

 

 

大動脈解離

動脈瘤の一型で大動脈中膜の変性中膜壊死のため、中膜が内外2層に解離し、その間(偽腔)に血腫を形成する。

 

※偽腔が動脈瘤を形成したものを「解離性動脈瘤と呼ぶ

 

《原因》

・高血圧

・マルファン症候群

 

《症状・所見》

突然の胸~腰背部の激痛

・呼吸困難

・ショック

 

・x-p所見:拡張蛇行した動脈瘤

×心筋壊死

 

《治療》

Stanford A型:緊急手術

Stanford B型:降圧療法

 

 

 

 

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