「関節リウマチ」についてまとめます。
関節リウマチとは
・原因不明の全身性自己免疫疾患(膠原病)
・40~50代女性に多い
・慢性進行性、重症化は15%程度
診断基準
下記7項目のうち、4項目以上が当てはまればRAと診断
①朝のこわばり(1時間以上)
②3か所以上の関節腫脹
③手関節、手指のMP関節・PIP関節の腫脹
④対称性の関節腫脹(MP・PIP関節は完全に対称でなくてもよい)
⑤リウマチ結節
⑥リウマトイド陽性
⑦典型的なエックス線像(両手関節から両手指の正面像)
※1987年アメリカリウマチ学会
病理
・滑膜組織の増殖・炎症
・パンヌスの形成
(滑膜増殖により形成された組織→関節破壊)
(滑膜増殖によるX-pの骨陰影の欠如)
・関節周囲の骨・軟骨破壊、萎縮
・結合組織の変性
・肉芽の増生
・亜脱臼、脱臼
・赤沈、CRP値上昇
・リウマトイド結節:約20%
・免疫グロブリン上昇
・抗原抗体反応陽性
※リウマトイド因子(リウマチ因子):免疫グロブリンのIgGを攻撃する自己抗体
全身症状:アミロイドーシス
アミロイドという異常蛋白質が全身の様々な臓器に沈着し、機能障害を起こす病気の総称。
・倦怠感
・体重減少
・貧血症状
・浮腫
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