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【基礎から学ぶ】筋紡錘・腱紡錘【解剖生理学】

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「筋紡錘」
についてまとめます。

 

 

筋紡錘とは

筋肉の長さを検知する固有受容器の一種。

下記で構成

・錘内筋

・感覚神経(Ⅰa・Ⅱ線維)

・γ運動線

 

 

錘内筋

核袋線維(かくたいせんい):速度を検出

Ⅰa感覚線維(一次終末)

 

核鎖線維(かくさせんい):長さを検出

Ⅱ群線維(二次終末)

 

γ運動線 :感度調整

 

腱紡錘

・腱の内部にある受容器

・腱の張力を感知(筋と連結しているので、筋の緊張状態も感知)

Ⅰb線維

 

 

 

 

 

 

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【基礎から学ぶ】神経線維の分類【解剖生理学】

「神経線維の分類」についてまとめます。

 

 

末梢神経の神経線維は「髄鞘の有無」・「直径」・「伝導速度」などで分類されます。

 

Gasserの分類:Aα・Aβ・Aγ・Aδ・B・C

Lloydの分類(感覚神経):Ⅰa・Ⅰb・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

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※錘内筋:筋紡錘の中にある線維(筋の収縮状況をモニター)・γ運動神経

※錘外筋:筋紡錘の外にある線維(通常の筋運動)・α運動神経

 

・骨格筋運動や付随する固有感覚は伝導速度が速い

・交感神経や鈍痛などは伝導速度遅い

 

 

 

 

 

 

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【基礎から学ぶ】脊髄小脳路(意識されない深部感覚)【解剖生理学】

「脊髄小脳路」についてまとめます。

 

 

 

脊髄小脳路とは

役割:意識されない深部覚

 

※意識されない深部覚の例

・筋肉、腱、皮膚がどれくらい伸びたか

・関節が動いたことによる内圧の変化

上記を小脳レベルで感知

 

前脊髄小脳路

(下肢)脊髄神経→脊髄後根→後索→胸髄核→交叉して、側索前外側部→上小脳脚→交叉して小脳

※2回交叉するため、結局同側

 

後脊髄小脳路

(下肢)脊髄神経→脊髄後根→後索→胸髄核→側索後外側→下小脳脚→小脳

 

副楔状束核小脳路

(上肢)脊髄神経→脊髄後根→後索→延髄の副楔状束→下小脳脚→小脳

 

 

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【基礎から学ぶ】後索-内側毛帯路【解剖生理学】

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「後索路」
についてまとめます。

 

 

 

後索路

機能:識別性触圧覚意識される深部感覚(振動覚・位置覚)

経路: 

後根→後索を上行→延髄後索核→交叉して内側毛帯→視床→内包を通り、中心後回

 

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【基礎から学ぶ】脊髄視床路(温痛覚・触圧覚)【解剖生理学】

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「脊髄視床路」
についてまとめます。

 

 

脊髄視床路は上行性(感覚)の伝導路で、下記2つがある。

 

・前脊髄視床

・外側脊髄視床

 

 

前脊髄視床

役割:粗大な触圧覚

※粗大な触圧覚とは:何か分からないが触っているのは分かる

※識別性触圧覚とは:触られた物体の性状などが分かる

 

皮膚受容器→脊髄神経→後根→後角→交叉して前側索→

 

外側脊髄視床

役割:温痛覚

 

自由神経終末→脊髄神経→後根→後角→交叉して側索→視床→中心後回

 

 

 

 

 

 

 

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【基礎から学ぶ】錐体路【解剖生理学】

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錐体路
についてまとめます。

 

 

錐体路とは

随意運動を支配する伝導路

 

下記経路がある。

・前皮質脊髄路

・外側皮質脊髄路

(・皮質核路) ※錐体を通らないので、錐体路に含めない場合あり

 

 

皮質脊髄路

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外側皮質脊髄路(四肢遠位部):延髄の錐体で交叉して、脊髄側索に入る

皮質脊髄路体幹・四肢近位部):交叉せずそのまま下降し、脊髄前索に入る

 

 

・大多数は交叉

・上肢を対応する線維は下肢に対応する線維よりも内側

 

 

 

 

 

 

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【基礎から学ぶ】細胞内小器官【解剖生理学】

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「細胞内小器官」についてまとめます。

 

  

ミトコンドリア

酸素を使ってエネルギー(ATP)を産生

 

 

粗面小胞体

リボソームが付着

タンパク質の合成

 ※リボソーム:タンパク質合成の場

 

滑面小胞体

・脂質の合成 

 

リソソーム

加水分解酵素

・異物、老廃物を分解

 

 

ゴルジ装置

・合成されたタンパク質を濃縮するなどの修飾をする

・タンパク質を運ぶ(細胞外に排出)

 

中心体

中心小体が分裂し、紡錘糸を形成

 

 

 

 

 

 

 

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