「血漿」についてまとめます。
血漿とは
・血液のうちの血球(細胞)以外の成分
・血液の55%を占める
・遠心分離することにより得られる
・淡黄色
血漿の成分
水(90%)
糖質
脂質
無機質(Na・K・Mg・Ca・Cl・・・)
血漿タンパク質
・アルブミン(膠質浸透圧の維持・総蛋白の約70%)
・グロブリン(免疫機能・総蛋白の約20%)
・フィブリノゲン(血液凝固)
※膠質浸透圧
A/G比(アルブミン/グロブリン比)
基準値
・アルブミン:4.0g/dl以上
・A/G比:1.0~2.0
※アルブミンは肝臓のみで作られる
※グロブリンは肝臓のほかにリンパ節・腸管・骨髄などのリンパ装置で作られる
※A/G比低値:肝障害・腎臓病(ネフローゼ症候群)などにより体外に漏れ出る・栄養不良
※A/G比高値:免疫不全
血漿の役割
・運搬(栄養・ホルモン・老廃物など)
・恒常性の維持
・血液凝固
・免疫機能
血管外に組織液としてしみだす事で、細胞に栄養分を供給できる
◆確認問題(note)⇩
理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note
◆動画でも解説しています⇩