「末梢神経断裂後の変化」についてまとめます。
神経細胞体の変化
数時間以内~10から20日頃まで
細胞体は肥大し、核は周辺部へ移動する
中枢側断端の変化
多数の再生軸索の出芽が末梢側断端へ伸びていく
細胞体のある側にも変性が進行することがあり、これを逆行性変性という。
末梢側断端の変化
マクロファージとともに軸索と髄鞘を貪食(切断後1~5日で始まる)
→断端部より遠位の軸索・髄鞘が変性する(ワーラー変性:順行性変性)
シュワン細胞が急速に分裂・増殖。
増殖するシュワン細胞は柱状に配列し、ビュングネル帯を形成
再生軸索が末梢方向へ伸びていく道を形成・神経栄養因子を供給
シュワン細胞が取り巻き髄鞘を形成。
※ティネル徴候:軸索線維の再生が髄鞘再生より先行するため、被膜されていない軸索線維の部分が過敏となり生じる
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