「酸素解離曲線」についてまとめます。
酸素解離曲線とは
ヘモグロビンが各組織で、どのくらい酸素と結合しているのかを割合(%)でで表したグラフ。
横軸:酸素分圧(PaO2:mmHg)
酸素濃度
縦軸:酸素飽和度(SaO2:%)
酸素と結合しているヘモグロビンの割合
※分圧とは:混合気体(数種類の気体が混ざった状態)で、ある1成分が全体積を単独で占めたと仮定したときの圧力
→つまり、PaO2であれば、酸素の濃度が高ければそれだけ酸素分圧も高くなる。
酸素分圧の値
・空気中:159mmHg
・動脈血:97mmHg
・静脈血:40mmHg
右方偏位とは
・酸素飽和度が低下
・ヘモグロビンがO2を離しやすくなる
・末梢組織への酸素供給を増やす
右方偏位の原因
酸素需要度が高くなるとき
1:pH低下(アシドーシス)
・PaCO2上昇
・ケトン体増加
・乳酸、2.3-DPG上昇
2:体温上昇
◆確認問題(note)⇩
【解剖生理学】酸素解離曲線・確認問題(理学療法士・作業療法士)|理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note
◆動画でも解説しています⇩