「骨折の症状」についてまとめます。
「全身症状」と「局所症状」に分けてまとめます⇩
全身症状:ショック
ショックとは・・・末梢循環不全のこと
原因
・通常、四肢の単独皮下骨折ではショックに陥ることは稀。
・疼痛によっても助長される
症状
・蒼白(Pallor)
・虚脱(Prostration)
・冷汗(Perspiration)
・脈拍触知不能(Pulseless)
・呼吸不全(Pulmonary insufficiency)
以上5P、に加えその他の症状⇩
・血圧低下
・脈圧減少
・頻脈(または徐脈)
・呼吸促拍
・尿量減少
局所症状
・腫脹
血種と炎症により腫脹する。
受傷後24~72時間頃が最も著しい。
・疼痛
マルゲーニュの圧痛(骨折部に一致する著名な圧痛)
骨膜の刺激閾値が極端に低下しているため
介達痛(軸圧痛):軸方向に叩打すると疼痛が誘発される
・機能障害
・変形
完全骨折では転位により変形がみられる
(不全骨折ではない場合が多い)
・異常可動性
・軋轢音
骨折端が擦れ合って生じる音
※軋轢(あつれき):関係が悪くなること・摩擦が生じること
◆確認問題(note)⇩
理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note
◆動画でも解説しています⇩