【血液疾患】その他(多血症・ポルフィリン症・DIC・敗血症)【内科学】
「血液疾患(その他)」についてまとめます。
多血症
赤血球数が著しく増加した状態。
過剰に赤血球が産生されるために起こる
・ヘマトクリット値:増加
・血液粘度:増加 → 血栓を生じやすくなる
《原因》
・真性多血症:骨髄増殖性疾患
・二次性多血症:低酸素血症(COPDなど)・腎臓腫瘍
× 腎不全(貧血)
ポルフィリン症
・遺伝性が多い。(薬剤などの二次性も)
《症状》
・消化器症状:腹痛・下痢・便秘・嘔吐
・光線過敏症:日焼け、熱傷様症状
播種性血管内凝固症候群(DIC)
基礎疾患の存在下で血栓凝固の活性化が起き、全身の微小血管内に血栓が形成される。
→血栓により多臓器の細血管を閉塞→多臓器不全
→血液凝固因子の消費により出血傾向を生じる
・フィブリノゲン減少
・血沈:低下
敗血症
感染を基盤とする全身性炎症反応症候群(急性循環不全)
感染症後、体内にその菌による病巣ができ、その病巣から血液中にたえまなく菌が出ている病態。
《症状・合併症》
・ショック
・播種性血管内凝固症候群
・多臓器不全 などから死に至る可能性も
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