「排便機構」についてまとめます。
大腸の機能
大腸の機能は主に下記3つある。
①水や電解質(ナトリウムなど)の吸収
②便の形成・移送
③わずかに栄養の吸収(小腸で吸収しきれなかった分)
排便の機序
①胃に食物が入ると、ガストリンが分泌され、回盲弁が開く
②糞便が大腸に流れ、大腸に蠕動運動(大蠕動)が起こる。 S状結腸にある糞便が直腸に送られる。
③直腸の内圧が上がると直腸壁が伸展され、直腸壁に分布している骨盤神経を介して仙髄にある排便中枢、大脳皮質に伝わって、便意を感じる。
④排便反射が起こり、直腸が収縮し、内肛門括約筋が弛緩する。
意識的に外肛門括約筋を弛緩させ、排便する。
(腹筋収縮・横隔膜下降により腹圧が高まる)
排便の括約筋
肛門は「内肛門括約筋」と「外肛門括約筋」の収縮により普段は閉じている。
◆確認問題(note)⇩
【解剖生理学】大腸(構造と排便機能)・確認問題(理学療法士・作業療法士)|理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平|note
◆オンラインサロンメンバー募集中⇩
西島ゼミ 理学療法士・作業療法士学生サポートサロン|理学療法士作業療法士:国家試験攻略note 西島紘平
◆動画でも解説しています⇩