【循環器疾患】虚血性心疾患(狭心症)【内科学】
「虚血性心疾患(狭心症)」についてまとめます。
虚血性心疾患とは
冠動脈の循環障害によって起こる心筋虚血の状態
※虚血とは:臓器や組織に必要量の血液が流入しない状態
狭心症とは
一過性の心筋虚血で、胸痛・心電図所見があるもの
・男性に多い
・可逆的
・動脈硬化が原因となる
・糖尿病は危険因子である
・発作の誘因として、精神的緊張がある
・肥満
×左肩他動運動は狭心症を誘発する
分類
・労作性狭心症:労作により胸痛発症。(心筋酸素要求量増加のため)
・不安定狭心症:3週間以内に発症・増悪・安静時に発作が生じた
心筋梗塞に移行しやすい。
・異型狭心症:安静時の狭心症発作にST上昇を示す。(冠状動脈攣縮が原因)
症状
胸痛:持続時間15分以内
右肩・上肢に放散、絞扼性疼痛
心電図所見
発作時ST下降(上昇もある)
治療
・安静
・ニトログリセリンが有効
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