【心理療法①】精神分析療法【臨床心理学】
「心理療法」についてまとめます。
精神分析療法
自由連想法により、無意識的な葛藤を洞察して精神症状を和らげる
・自由連想法:思いついたことを自由に話てもらう
・無意識を意識化し洞察に導く(洞察療法)
・洞察:自らの行動の基礎にある無意識的な精神力動を認識すること
《局所論》
人間の精神は、意識・前意識・無意識の3領域から構成されると考える理論
・意識:気付いている領域
・前意識:注意を向ければ思い出せる領域
・無意識:気付いていない領域
《構造論》
イド(エス)・超自我(スーパーエゴ)・自我(エゴ)の3つで構成されると考えた理論
・イド(エス):生命エネルギー・性的なエネルギーであるリビドーが備蓄されており、快楽原則に基づいて活動する
・超自我:親や社会によって形成された価値観・倫理観に基づいて、イドを監視する。道徳原則に基づき善悪を判断する
・自我:現実原則に基づいて、イドと超自我を調整する
自我の強化が大切
・統合失調症には危険な治療法
×訓練療法
転移:患者が治療者に対して向ける転移
(陽性転移:信頼や尊敬、陰性転移:憎しみや憎悪)
×患者の怒りに気付いたら治療者を交代する
×陰性転移の解釈は避ける
×陰性転移は治療の阻害因子となる
×陽性転移がみられたら治療者を交代する
×心理治療の目標は陽性転移の出現である
逆転移:治療者が患者に対して向ける転移
・治療者が患者にさまざまな感情を向ける
・治療者の現実状況に影響される
・治療者の生活史が反映される
・患者に理由のない嫌悪感を抱くことがある(陰性逆転移)
・逆転移は治療者が生活史で他者に抱いた感情を患者にむけることをいう
×治療の阻害因子となる
×おとぎ話の内容が患者の精神症状に現れる
×治療者の交代が必要である
×治療者が患者に夢の解釈を教える
×患者の治療方針を同僚と議論することである
×知人から依頼された患者の治療を引き受けることである
×患者から贈り物を受け取ることである
×治療者が他者に抱いた感情を患者に向けることをいう
×治療者の意図的反応である
×治療者の意識的反応である
×逆転移を意識したときは治療を中止する
・人類共通の無意識(神話・伝承)
個人の無意識の内容には祖先から相続したものがあり、過去の共通の体験が集団的な無意識の中に眠っていて、夢に現れる。(深層心理学)
・性格分類(内向型・外向型)
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