「心理療法」についてまとめます。
認知行動療法(行動療法)
・ホームワーク(宿題)を用いる
・系統的脱感作法が用いられる
・学習理論に基づく技法を用いる
学習:経験に基づく行動の比較的永続的な変容。
行動:単なる行為のことではなく、生体と環境との交互作用で生じる全ての反応
(思考や感情など内面的な過程も含まれる)
人間観:人間は白紙の状態で生まれてくる
善人になるか、悪人になるかは後天的な条件付け次第(学習の結果)
目標:患者が示す不適応行動や症状そのものを直接修正することを目指す。
《レスポンデント技法》
・強化技法:覚醒条件付け技法、情動条件付け技法
・消去技法:暴露法技法、脱感作技法
《オペラント技法》
・強化技法:一般的オペラント技法・差異強化技法、漸近的行動形成技法、トークンエコノミー技法、モデリング技法、バイオフィードバック技法、セルフモニタリング技法、コミュニティ強化アプローチと家族トレーニング
・消去技法:一般的オペラント消去技法、レスポンスコスト技法、条件性制止技法
古典的条件付け
提唱者:パブロフ ウォルピ(Wolpe)
適用:神経症(恐怖症など)
・系統的脱感作
不安や恐怖を引き起こす条件刺激に対する、過剰な感受性を系統的に弱めて、
最終的に条件刺激に対する反応が起こらないようにする方法
・模擬場面でのリハーサル
①不安の対象となるものに対して、それらを対象者の主観的刺激の強弱によって階層化する(不安階層表)
②脱感作を学ぶ
③刺激の低い不安対象に暴露していく(暴露法)
オペラント条件付け
提唱者:スキナー(Skinner)
適応:自閉症
・レスポンデント条件付け(古典的条件付け):受動
例)パブロフの犬:ベル→餌→唾液反応
➡ベル→唾液反応(本来、ベルと唾液は無関係)
・オペラント条件付け:能動
自発的行動の直後に生じた「結果」により、行動が生じる頻度が変化すること
例)ある行為→餌 :頻度増える(強化)
・トークンエコノミー法
・バイオフィードバック法
・ホームワーク(宿題)
認知療法
提唱者:ベック(Beck)
適応:うつ病
「自らの周辺の世界をどうみるか」という認知によって、思考・行動・感情などが影響を受ける存在である。
認知の歪み:思い込み、決めつけなど
・自動思考
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