【第54回理学療法士国家試験】PM第84問:高齢者【解説】
問:高齢者の長期の安静臥床の影響で正しいのはどれか。2つ選べ
1.記銘力の低下
2.1回換気量の増加
3.循環血液量の減少
4.予備呼気量の増加
5.安静時心拍数の減少
出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
【午後問題PDF】
解説
1:記銘力は低下します。
※記銘力:新しいことを覚える能力
2:1回換気量は低下します。
3:心機能、筋肉量の減少などのため循環血液量は減少します。
4:予備呼気量は減少します。
※予備呼気量:「安静呼気位からさらに吐き出すことができる量」
※肺気量について苦手な方はこちらの問題もどうぞ ↓
【第54回理学療法士国家試験】第77問:肺気量【解説】 - PTOT国家試験対策ブログ
5:安静時心拍数は増加します。
「 心拍出量=心拍数×1回拍出量」であり、
高齢者は臥床により心肺機能が低下し、1回拍出量が低下するため、心拍数を増加させ心拍出量を補う。
よって答えは1.3になります。