問:成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。
1.腰仙角は約10度である。
2.胸椎と仙椎は前弯を示す。
3.矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。
4.矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。
5.両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。
出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
【午後問題PDF】
解説
1.腰仙角は「L5-S1と水平線のなす角」で正常は30°です。
2.下図より、腰椎は前弯を示すが、仙椎は後弯を示す。
次に立位姿勢の「重心線」についてです。選択肢は正しくは下記になります。
3.第2仙椎の前方
4.足関節前方
5.両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致します。
よって、答えは5になります。
正常立位姿勢について、重心線だけでなく、
色々な特徴を覚えておきましょう。