PTOT国家試験対策ブログ

PTOT国試合格のサポートブログ

【第54回理学療法士国家試験】PM第74問:正常立位姿勢【解説】

問:成人の正常立位姿勢で正しいのはどれか。

 

1.腰仙角は約10度である。

2.胸椎と仙椎は前弯を示す。

3.矢状面上における重心は仙骨の後方に位置する。

4.矢状面における身体の重心線は足関節中心を通る。

5.両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致する。

  

出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
午後問題PDF

 

解説

1.腰仙角は「L5-S1と水平線のなす角」で正常は30°です。

2.下図より、腰椎は前弯を示すが、仙椎は後弯を示す。

f:id:kigyou-pt:20191214160046p:plain

次に立位姿勢の「重心線」についてです。選択肢は正しくは下記になります。

3.第2仙椎の前方

4.足関節前方

 

f:id:kigyou-pt:20191214160904p:plain

 

 

5.両上前腸骨棘と恥骨結合を含む面は前額面とほぼ一致します。

f:id:kigyou-pt:20191214161326p:plain

 よって、答えは5になります。

正常立位姿勢について、重心線だけでなく、

色々な特徴を覚えておきましょう。