【第54回理学療法士国家試験】PM第48問:失語症【解説】
問:喚語困難と迂言を呈し、発語は流暢で良好な理解と復唱を特徴とする失語症はどれか。
1. 健忘失語
2. 伝導失語
3. Wernicke失語
4. 超皮質性運動失語
5. 超皮質性感覚失語
出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
【午後問題PDF】
解説
まずは問題文の用語を解説をします。
喚語困難:簡単な物品の名称を言うことが困難
迂言:回りくどい言い方
次に、失語症について、以下に図にまとめました。
図のうち健忘失語は、喚語困難となるが、その他の言語機能はおおむね保たれているものをいいます。
つまり、発話の流暢性・言語理解・復唱は可能である失語症になります。
問題文より「発語は流暢で良好な理解と復唱を特徴とする失語症」
ということで、答えは1.健忘失語になります。