【第54回理学療法士国家試験】PM第42問:ペルテス病【解説】
問:Perthes病で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.女子に多い。
2.大腿骨頭の阻血性壊死である。
3.発症年齢が高いほど予後が良い。
4.免荷を目的とした装具療法が行われる。
5.片側性に比べ両側性に発症することが多い。
出典:厚生労働省HP 第54回理学療法士国家試験問題
【午後問題PDF】
解説
Perthes病(ペルテス病)は、
小児期(男児に多い)における血行障害による
大腿骨頭、頚部の阻血性壊死が原因で骨頭・頚部の変形が生じる骨端症である。
初期症状は、片側性で跛行と股関節周囲の疼痛や大腿部にみられる関連痛、
股関節の関節可動域制限も生じる。
治療は大腿骨頭壊死の修復が主な目標であり、
治療後は歩容の異常がなく、通常の日常生活を送れるようになることが多い。
(9歳以上の女子の発症は予後不良)
選択肢をみていきます⇩
1.男子に多い
2.正しい
3.年齢が低いほど予後良好
4.正しい:例)Pogo-stick装具、トロント装具、股関節外転装具など
5.片側性が多い
ということで、答えは2.4になります。