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【神経筋接合部】重症筋無力症・イートンランバート症候群【神経内科学】

「重症筋無力症」についてまとめます。 重症筋無力症 筋無力症候群(イートン・ランバート症候群) ボツリヌス中毒症 重症筋無力症 自己免疫機序による神経筋接合部の神経筋伝達障害 随意筋の易疲労性脱力を主とし、眼筋・顔面筋に好発 ・女性が多い(女性で…

【脳脊髄疾患】水頭症(正常圧水頭症・小児の水頭症)【神経内科学】

「正常圧水頭症」についてまとめます。 正常圧水頭症 水頭症(新生児・乳児) 正常圧水頭症 頭蓋内、 主に脳室に脳脊髄液が異常に貯留し、髄液腔が拡大し髄液圧が正常な病態。 髄液の吸収障害になる水頭症。 ・くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎、脳腫瘍に続発…

【脱髄疾患】ギランバレー症候群・シャルコーマリートゥース病【神経内科学】

「ギランバレー症候群・シャルコーマリートゥース病」についてまとめます。 ギランバレー症候群 シャルコー・マリー・トゥース病 ギランバレー症候群 末梢神経で生じる炎症性のニューロパチー ・脱髄型と軸索型がある ・日本では欧米に比べ軸索型が多い ・ウ…

【脱髄性疾患】多発性硬化症【神経内科学】

「多発性硬化症」についてまとめます。 多発性硬化症(MS) 多発性硬化症(MS) 中枢神経系における髄鞘の変性(脱髄)と、グリア細胞の増殖・硬化を生じる疾患。 ・原因不明 ・好発年齢:15~50歳 ・女性にやや多い ・高緯度地域(寒い地域)で多い ・黄色…

筋萎縮性側索硬化症【神経内科学】

「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」についてまとめます。 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 陰性徴候 筋萎縮性側索硬化症(ALS) 脊髄側索および前角細胞の脱落と錐体路の変性が生じる疾患 ・30~50歳代 ・男性に多く発症 ・多くは孤発性 ×脊髄後索の変性 ×神経筋接合…

脊髄小脳変性症【神経内科学】

「脊髄小脳変性症」についてまとめます。 脊髄小脳変性症(SCD) 多系統萎縮症 脊髄型 ・フリードライヒ失調症 ・遺伝性痙性対麻痺 脊髄小脳型 ・オリーブ橋小脳萎縮症 ・シャイドレガー症候群 小脳型 ・ホームズ型小脳萎縮症 ・晩発性皮質性小脳萎縮症 脊髄…

【呼吸器疾患】小脳症状【神経内科学】

「小脳症状」についてまとめます。 小脳症状 その他の運動失調 小脳半球:協調的な運動 障害されると)協調運動が障害される 虫部 :歩行やバランス 障害されると)体幹失調が生じる 協調運動:動作に際して運動に関与する筋群が協同的に収縮し、効果的に起…

パーキンソン症候群(パーキンソニズム)【神経内科学】

「パーキンソン症候群(パーキンソニズム)」についてまとめます。 パーキンソン症候群とは ハンチントン舞踏病 進行性核上性麻痺 多系統萎縮症 パーキンソン症候群とは パーキンソン病以外の原因で、パーキンソン病と似た症状(パーキンソニズム)を呈する…

パーキンソン病【神経内科学】

「パーキンソン病」についてまとめます。 パーキンソン病 症状 薬物 副作用 ヤールの重症度分類 パーキンソン病 中脳黒質にあるドーパミンニューロンの変性疾患。(特定疾病の1つ) 黒質緻密層のメラニン含有神経細胞の変性と減少 ・男女比はない ・中年以…

認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・Pick病)【神経内科学】

「認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・Pick病)」についてまとめます。 アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症(Pick病) その他 アルツハイマー型認知症 認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認…

【神経症候】意識障害(JCS・GCS)【神経内科学】

「意識障害」についてまとめます。 覚醒障害 認知障害 意識障害の原因 JCS(Japan Coma Scale) GCS(Glasgow Coma Scale) 意識障害:意識が清明ではない状態 意識清明:覚醒している状態でさらに自分自身と周りを認識できていること 覚醒障害 ・覚醒(網様…

【運動麻痺】球麻痺・仮性球麻痺【神経内科学】

「球麻痺・仮性球麻痺」についてまとめます。 球麻痺 仮性球麻痺 球麻痺 延髄にある脳神経核が障害され、口・舌・喉の運動麻痺によって起こる症状 ※舌咽神経(Ⅸ):舌咽の運動麻痺 ※迷走神経(Ⅹ):咽頭・喉頭の運動麻痺 ※舌下神経(Ⅻ):舌の運動麻痺 ※球:…

【運動麻痺】上位運動ニューロン障害・下位運動ニューロン障害【神経内科学】

「上位運動ニューロン障害・下位運動ニューロン障害」についてまとめます。 上位運動ニューロン障害(錐体路障害・中枢性麻痺) 下位運動ニューロン障害(末梢性麻痺) 骨格筋を支配する体性運動神経は、上位運動ニューロンと下位運動ニューロンからなる。 …

【高次脳機能障害】失語の種類【神経内科学】

「失語の種類」についてまとめます。 全失語 ブローカ失語 ウェルニッケ失語 伝導失語 超皮質性全失語 超皮質性運動失語 超皮質性感覚失語 健忘失語 全失語 復唱:不可 発語:非流暢 言語理解:困難 ・発話が全くみられないか、「あーあー、うーうー」などの…

【高次脳機能障害】失語【神経内科学】

「失語」についてまとめます。 失語とは 喚語困難 錯誤 ジャーゴン 構音障害との違い 失語とは 主に脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、障害された状態 話す・聞く(理解する)・読む・書くという言語を扱う機能が障害される症状 《原因》…

【高次脳機能障害】失認【神経内科学】

「失認」についてまとめます。 失認 視覚失認 空間失認 身体失認 失語 失認 ある感覚を介して、よく知っているはずの対象物の認知が障害される状態。 ※半盲との違い 視覚失認 ・相貌失認 熟知した顔を見ても誰か分からなくなる症状 ※氏名や職業、声を聞けば…

【高次脳機能障害】失行【神経内科学】

「高次脳機能障害」についてまとめます。 高次脳機能障害とは 失行 高次脳機能障害とは 脳血管障害や頭部外傷により、脳の一部が損傷することによって、思考・記憶・学習・注意・言語など「脳の知的活動」に障害が生じること。 《中核症状》 ・失行 ・失認 …

頭部外傷【神経内科学】

「頭部外傷」についてまとめます。 頭部外傷とは 急性硬膜下血腫 急性硬膜外血腫 脳挫傷 脳震盪 びまん性軸索損傷 慢性硬膜下血腫 頭部外傷とは 頭部に外力が加わって障害した状態の総称。 《症状》 ・頭痛 ・嘔吐 ・意識障害 後遺症:神経心理学的障害や社…

【脳血管障害】脳血管障害の種類【神経内科学】

「脳血管障害の種類」についてまとめます。 脳出血 脳血栓 脳塞栓 一過性脳虚血発作(TIA) クモ膜下出血 ラクナ梗塞 脳出血 《原因》 ・高血圧(活動時) ・動脈硬化 ・動脈壁の線維素性壊死 ※動脈硬化の危険因子:高血圧・喫煙・高脂血症・糖尿病など ※若…

【泌尿器疾患】糸球体腎炎・ネフローゼ症候群・尿路結石症・尿路感染症【内科学】

「糸球体腎炎・ネフローゼ症候群・尿路結石症・尿路感染症」についてまとめます。 糸球体腎炎 ネフローゼ症候群 腎臓腫瘍 腎盂炎・腎盂腎炎 尿路結石症 尿路感染症 糸球体腎炎 急性糸球体腎炎:A群溶連菌の咽頭感染後に起こる糸球体の汎発性炎症・Ⅲ型アレル…

【呼吸器疾患】腎不全の治療(運動療法・生活指導・透析)【内科学】

「腎不全の治療」についてまとめます。 運動療法について 食事制限について 透析療法について 運動療法について ・腎血流量(糸球体濾過量)は運動強度に依存して減少する ×運動療法によって糸球体濾過量が改善する ・等尺性運動を避ける (有酸素運動が適し…

【泌尿器疾患】慢性腎不全と急性腎不全【内科学】

「慢性腎不全と急性腎不全」についてまとめます。 急性腎障害 慢性腎不全 急性腎障害 数日から数週間で腎障害に陥るもの ・腎不全に至る前の軽度のものも含める ・回復が期待できる ・多臓器不全などに併発した場合、死亡率が高い ※早期治療で腎不全に至らな…

【泌尿器疾患】腎不全【内科学】

「腎不全」についてまとめます。 尿検査 血液検査 腎不全 腎臓の機能が正常時の30%を下回った状態を腎不全という。 ※腎臓の機能と腎不全症状 ・尿の生成→多尿・夜間頻尿(進行すると、乏尿・無尿) ・有害物質の排出→尿毒症 ・水・電解質の調節→浮腫・肺水…

【呼吸器疾患】フローボリューム曲線【内科学】

「フローボリューム曲線」についてまとめます。 フローボリューム曲線とは 閉塞性換気障害 拘束性換気障害 フローボリューム曲線とは 最大吸気位から最大努力で最大呼気位まで呼出した時の、気速と気量の関係を表したグラフ。 《測定方法》息を精一杯吸い込…

【呼吸器疾患】その他の呼吸器疾患②(気胸・肺性心)【内科学】

「気胸・肺性心」についてまとめます。 気胸 肺性心 無気肺 肺結核 SARS(重症急性呼吸器症候群) 肺炎 気胸 胸膜の破損により胸膜腔に空気が貯留する状態。 《原因(分類)》 ・自然気胸:やせ型男性に多い ・続発性気胸:COPD・間質性肺炎・肺がんなど ・…

【呼吸器疾患】その他(肺塞栓症・気管支拡張症・睡眠時無呼吸症候群)【内科学】

「肺塞栓症・気管支拡張症・睡眠時無呼吸症候群」についてまとめます。 肺塞栓症・肺梗塞 気管支拡張症 睡眠時無呼吸症候群 肺塞栓症・肺梗塞 肺塞栓:静脈中に入った塞栓子が肺動脈を閉塞した状態 肺梗塞:その末梢領域の出血性壊死を来した状態 《原因》 …

【循環器疾患】拘束性喚起障害【内科学】

「拘束性喚起障害」についてまとめます。 拘束性喚起障害とは 間質性肺炎・肺線維症 じん肺 拘束性喚起障害とは ・%肺活量:80%未満 ※性・年齢・身長を加味した予測式による基準値に対する比率 《症状》 ・拡散障害 《所見》 ・PaO2低下・PaCO2低下 《疾患…

【消化器疾患】肝臓の疾患【内科学】

「肝臓の疾患」についてまとめます。 肝炎 アルコール性肝炎 肝硬変 肝炎 ・非ウイルス性:中毒性・薬物性 ・ウイルス性:A型・B型・C型・その他(D型・E型) 《感染経路》 A型・E型:経口感染 B型・C型・D型:血液感染 《予後》 A型:急性。予後良好 B型:…

【消化器疾患】腸の疾患【内科学】

「腸の疾患」についてまとめます。 十二指腸潰瘍 クローン病 潰瘍性大腸炎 腸閉塞(イレウス) 腸重責 大腸癌 十二指腸潰瘍 ・20-30代に多い ・100%ピロリ菌に感染している 《症状》 ・下血(タール便) ・潰瘍刺激症状(心窩部・疝痛:空腹時、特に夜間) …

【消化器疾患】胃の疾患【内科学】

「胃潰瘍・胃癌・胃摘出術後」についてまとめます。 胃潰瘍 胃癌 胃全摘出術後 胃潰瘍 ・胃酸で胃壁が損傷する疾患。 ・40歳以上男性に好発 ※十二指腸潰瘍は20~30歳代 《原因》 ・ヘリコバクターピロリ菌 ・喫煙 ・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) ・重…